この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ご褒美のあとは
第3章 カードゲーム
体を起こそうとしたら、後ろから抱き寄せられた。
「もたれたままで、いいよ。つらいだろ?」
高志先輩の低い声が背中越しに響いてきて、夢に酔っているみたいに気持ちいい。
夢じゃなくて、お酒に酔ってるんだけど。
…ぷぷっ
おかしくて笑う私の頬を、充輝先輩が撫でる。高志先輩は軽く歯を立てて耳たぶを噛んできた。
「…っん」
「苦しい?足伸ばしたら少しはラクになるよ」
心配してくれる豊先輩の方がずっと苦しそうで、太股に触れてきた手が微かに震えている。
「そうだな。酔ったら力も入らないでしょ」
充輝先輩が手伝って私の態勢を変える。
アルコールはむくみやすいからって、足裏のマッサージ付き。
高志先輩に体を預けて、喉が乾いたら口移し飲んで、チョコレートやフルーツだって食べさせてくれて……
お姫様になったみたい。
そう言ったら先輩たちは一瞬きょとんとしてから、次々と手のひらにキスをしてきた。
「もたれたままで、いいよ。つらいだろ?」
高志先輩の低い声が背中越しに響いてきて、夢に酔っているみたいに気持ちいい。
夢じゃなくて、お酒に酔ってるんだけど。
…ぷぷっ
おかしくて笑う私の頬を、充輝先輩が撫でる。高志先輩は軽く歯を立てて耳たぶを噛んできた。
「…っん」
「苦しい?足伸ばしたら少しはラクになるよ」
心配してくれる豊先輩の方がずっと苦しそうで、太股に触れてきた手が微かに震えている。
「そうだな。酔ったら力も入らないでしょ」
充輝先輩が手伝って私の態勢を変える。
アルコールはむくみやすいからって、足裏のマッサージ付き。
高志先輩に体を預けて、喉が乾いたら口移し飲んで、チョコレートやフルーツだって食べさせてくれて……
お姫様になったみたい。
そう言ったら先輩たちは一瞬きょとんとしてから、次々と手のひらにキスをしてきた。