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ご褒美のあとは
第1章 ご褒美のとちゅう
調子に乗ってボディソープを増やして、太股を捏ねまわすように泡立てる。
閉じた足の間に滑り込ませると、真帆はビクリと体を固くさせた。けど、何度も抜き差しを繰り返すうちに少しずつ筋肉の強張りがほどけて、またもじもじし始める。

いつの間にか豊は腕のマッサージを止めて、いやらしく波打つ真帆の体に魅入っていた。

「仕事しろよ」

からかうと、豊は腕の泡がついていないところで涎を拭い、悪いっ、と小さく呟く。

「真帆がエロくて、」

あ、馬鹿。

「やだぁっ」

エロって言葉に反応した真帆が、前を隠すように体を小さくさせて誰もいない壁の方を向いてしまった。

羞恥に泣きそうになっている姿も良いけど、泣かせたいわけじゃない。

豊の頭を叩くと、小気味の良い音と共に、手についていた泡が四方に飛び散った。
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