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ご褒美のあとは
第3章 カードゲーム
「ごめん、無理っ」
「ひゃっ…あぁ……っ」

充輝先輩が覆いかぶさってきて、私の足を片方だけ肩に担いだ。
体の中で充輝先輩のものが角度を変え、奥まで激しく突かれて浮遊感に襲われる。

「や…う、あ…っ、ぁああ……っっ」

大きな波が次から次へと押し寄せてきて、意識が瞬く間に白く溶ける。
溺れてしまわないように必死にしがみつきながら、何度も高みへと駆け昇った。

「真帆…っ」

切なく叫ぶ充輝先輩の声がはっきりと聞えていた。
繋いだ手に安らぎを見つけ、酸素を求めるように重なった唇の優しさに酔いしれ、ただひたすら快楽に振り回される。


勢いを増していく律動が刹那止まり、弾けるように暴れ出した。


瀕死の魚みたいに、体の中で充輝先輩のものが跳ねる。
その動きが少しずつ小さくなっていく。

終わっちゃった……

熱情から解放されることにほっとしながら、充輝先輩が出ていく虚無感にすすり泣いた。
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