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ご褒美のあとは
第1章 ご褒美のとちゅう
顔を真っ赤にさせて振り向く真帆の唇に、高志がチュッと音をたててキスをする。

うわぁ……俺がやりたかったのに。

んで、乳をヌルヌル撫でながら、

「豊じゃなくて、俺を構ってよ」

って、それも俺が言いたかったのにっ。

「ごめんなさいっ」

真帆は謝りながらも戸惑い、豊を心配する。
これ見よがしに豊がもう一度頭を押さえるから、真帆は高志の膝から離れようとした。けど、腹部をしっかりと捕らわれているから動けなくてオロオロするばかり。

本当に……

「可愛い過ぎ」

俺の呟きは、やっぱり真帆には届かない。

「落ち着いて、」

高志はそう言うと真帆のあごを掴んで、可愛らしく濡れた唇に食らいついた。

「……っん、ぁ……は…ぁん……」

端から見ていても食べているんじゃないかと思うほど激しいキスに、真帆は喘ぎ、高志の胸にぐったりと体を預ける。
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