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ご褒美のあとは
第3章 カードゲーム
ビクッと体が跳ねて声が漏れると、先輩たちは嬉しそうに小さく微笑んだ。
「手が止まってるよ?脱がないと」
充輝先輩が少し透明感のある柔らかい声で囁く。
脱ぐ…の?
「罰ゲームでしょ?」
そうだ、罰ゲームなんだから
…ちゃんとやらないと。
充輝先輩の言葉にはっとして、のろのろと手を動かす。腰のあたりを探って紐を探すけれど、せっかく見つけても上手く掴めなくてすぐにまた見失う。
「あ、っん…」
助けを求めて充輝先輩を見つめるけれど、先輩は目を細めて見返してくるばかり。
「で、どこを触ってほしいの?肩だけでいいの?」
高志先輩が触れていないほうの肩を、豊先輩が指で撫でる。
背中が仰け反って、また紐を見失ってしまった。
「ち、ちが……」
触ってほしいのは、そこじゃない。
してほしいのは、それじゃない。
想いが胸につっかえて、溜め息しか出てこない。
「手が止まってるよ?脱がないと」
充輝先輩が少し透明感のある柔らかい声で囁く。
脱ぐ…の?
「罰ゲームでしょ?」
そうだ、罰ゲームなんだから
…ちゃんとやらないと。
充輝先輩の言葉にはっとして、のろのろと手を動かす。腰のあたりを探って紐を探すけれど、せっかく見つけても上手く掴めなくてすぐにまた見失う。
「あ、っん…」
助けを求めて充輝先輩を見つめるけれど、先輩は目を細めて見返してくるばかり。
「で、どこを触ってほしいの?肩だけでいいの?」
高志先輩が触れていないほうの肩を、豊先輩が指で撫でる。
背中が仰け反って、また紐を見失ってしまった。
「ち、ちが……」
触ってほしいのは、そこじゃない。
してほしいのは、それじゃない。
想いが胸につっかえて、溜め息しか出てこない。