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ご褒美のあとは
第1章 ご褒美のとちゅう
俺の邪な思いにも、頭の中で繰り広げられる妄想にも、何を凝視しているのかにさえ、真帆は全く気づいていない。

「あ、あの……えっと、」

落ち込んいると勘違いしているようで、可愛いくらいに動揺し慌てている。

心配してどうすんの。
馬鹿だなあ……

にやけてしまう顔を隠すために俯いたまま、さてどうしようかと真帆の恥丘を凝視し続けた。

「その……、ぁんっ…豊先輩っ…ま、待って……ぁあ…っん……」

「なんで?洗わないと」

子供が素朴な疑問を聞いてくるような、豊のわざとらしいくらい純粋無垢を装った声に、真帆の体が一瞬止まった。

「だ、だって……んっ……ふ……」

「真帆、乳首硬くなっちゃってるよ?」

「やだっ……」

「可愛いぃっ」


お、落ち込んでる奴の前でイチャイチャしてんじゃねえっ


……いや、ちっとも落ち込んでないんだけど。
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