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ご褒美のあとは
第1章 ご褒美のとちゅう
「充輝……」

高志の呆れた声に、俺は肩を竦めて指を止めた。

真帆は小刻みに体を震わせながら、淫らに口を開けて、荒く甘ったるい息を繰り返し吐き出している。

だから、それが駄目なんだって……っ

視線を逸らして堪えていると、真帆は慌てて高志の胸から背中を離した。んぅっ、と甘く啼いたのは、動いたことで膣に入っている俺の指が角度を変えたからだろう。俺の手を挟んだまま、足を強く擦り寄せて堪え忍ぶ。

も、エロい……
キュンキュンし過ぎて鼻血でる……っ

「イヤとかじゃないですよっ。でも、そこ、洗っちゃ…ダメなの…っ」

「ここ?」

「ぁんっ……」

指を一回だけ曲げてみれは、真帆はぎゅっと目を閉じて何度も頷いた。

俺は渋々指を引き抜こうとした。けど、がっちり挟まれているから抜けない。

「足、開いて?」

真帆は不安そうに瞳を揺らがせた。
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