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第1章 ご褒美のとちゅう

けど、頑張ってる真帆をもう少し見ていたくて、指をもぞりと動かして抜けそうにないフリをする。

｢もうちょい、｣

言えば、真帆は素直に少しだけ開いてくれる。
恥ずかしさに震え、固く目を閉じて顔を背け、掠れた声を噛み殺して、必死に堪えながら足を開いていく。

その姿にゾクゾクと興奮が沸き上がって、沸き上がって……破壊力が半端なくてヤバいっっ


な、なんとか気持ちを落ち着かせて、開いていく足の間に片膝を移動させた。

｢もうちょっと……かな？｣

言いながら、もう片方の膝も移動させる。

そう、もうちょっとで見えそうなんだ。
俺の指を美味しそうに食べている、ピンク色の可愛らしいお口がっ。


お預けをくらっている子供みたいに正座して唾を飲み込む豊に見守られる中、素直な真帆はもう少しだけ足を広げた。