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ご褒美のあとは
第1章 ご褒美のとちゅう
真帆の足が開いていくにつれて、俺の顔が下がっていく。
豊の顔もどんどん俺に近づいてきて、鼻の下を伸ばし、涎を垂らす。

「あとちょっとなんだけど……」

可愛らしいお口はよく見えないが、豊に負けないくらい涎が垂れているのは丸見えだ。

「は~…っ……ヤバい」

じゅるり、と涎を飲み込んで豊が呟く。

俺はひたすら頷きながら、甘い涎を垂れ流しながら蠢くお口を、そこに飲み込まれて途中で消えている二本の指を、うっとりと見惚れていた。


「…んっ……ま、まだ……です、か……?」

ぎゅっと目を閉じたまま、真帆が掠れた声を出す。

「え、…あぁ、ありがとう。抜けそう……」

名残惜しく指を抜き取って、下の唇を摘まんで弾く。

「ひゃっ、ぁ…あっ……」

真帆はビクリと震えて喉をひきつらせると、高志の膝からずり落ちた。
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