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ご褒美のあとは
第1章 ご褒美のとちゅう
「怪我してるかもしれないから、ちゃんと見てもらわないと」

高志がさも怪我の具合を確かめるように、ぬるぬると撫でまわしながら囁いた。

「…っ……し、してませんっ」

珍しく高志の優しさに反抗して、真帆は自分の大切な場所を守るように両手で隠してしまう。
可愛らしいお口が見えなくなって残念なんだけど、何というか、その格好が自慰してるみたいでとてつもなくエロい。

「怪我、してるかもだよ?気づいてないだけで」

高志の膝から逃れようとする細い足を制して、豊が欲望剥きだしの声を出す。
真帆はビクリと震えて、必死になって首を左右に振った。

「してないもん…っ」

完全に警戒されてしまったか?

焦りを覚えながらも、敬語の取れた真帆に顔がにやけて止まらない。
エッチな時だけタメ口って、なんかいいよな。

もう、キュン死するっ
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