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ご褒美のあとは
第1章 ご褒美のとちゅう
俺のものは、もう限界寸前。って言うか、我慢出来てるのが不思議なくらい。
ビクビク震えて、先っぽから涎がタラタラ流れている。

「怪我してないなら、良かった。けど、足は閉じちゃダメだよ?」

頑張って冷静を装っても、俺の声は悲しいくらいに震えていた。

足を広げたままの真帆が、眉を寄せ、唇を尖らせて、泣きながら俺を見つめてくる。

「どうして……ですか?」

……どうして入れてくれないんですか?


や、ヤバい、幻聴がっ
落ち着けっ、俺!

「洗ってる途中だから」

「あ、洗っちゃ……」
「ダメなんだよね?」

何とか震えを抑えて優しく返せば、真帆はほっとしたように頷いた。

「けど、足を閉じちゃったら、泡入っちゃうかも、だよ?」

興奮で頭がクラクラしていて、ちゃんと説明出来ている自信がない。
助けを求めるように、高志を見た。
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