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ご褒美のあとは
第1章 ご褒美のとちゅう
そんな中での、突然の“ご褒美”発言。

真帆がその言葉を口にした瞬間、心の中で無茶苦茶歓喜した。するでしょ。しないはずがない。「ご褒美になんでもする」とか、もう駄目でしょ!

しかも一人につき三つって美味しすぎて、天高く舞い上がったところを一気に奈落の底まで突き落とされるんじゃないかって、何かとんでもない罠があるんじゃないかって……
純粋無垢だと信じてきた真帆が、実はとんでもない悪魔なんじゃないかって、もう疑いまくった。


高志と豊は疑ってないみたいだったが、それでも少しは警戒していたのか願い事は控えめだった。高志に至っては、とにかく好い人ぶって……一人だけ無害のフリしやがった。

俺はありとあらゆるエロいことで頭がいっぱいで、試合に勝てば妄想が現実になる喜びに自分でもビックリするくらいの力を発揮した。


エロって偉大だ。

……いや、マジで。
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