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ご褒美のあとは
第2章 甘いおしおき
「入って来るかもね」
「や……っん」

唇をくっつけたまま囁いて、また舌が侵入してくる。

「真帆ちゃ~…ん?」

どんっ、と誰かがドアにぶつかった。

うそっ!!
入ってきちゃダメッ!!

どうしようっっ

キスに溺れながらも必死になって高志先輩から離れようとするけれど、先輩は離してくれなくて、それどころか指の動きがどんどんと激しくなっていく。

しかも…

「直接触っても、いい?」
「……っっ」

私の返事も待たずに、というか無視して、ショーツのクロッチの中へと探りながら指が入ってきた。
私を探している御崎くんも、ドアの音も、高志先輩には問題でも何でもないみたい。

「お前の下心に気づいて、逃げたんじゃねえの」

「やばっ、ダダ漏れ?」

聞き覚えのある声に御崎くんが答える。

高志先輩はくっと喉を鳴らして、足の間のさらに奥へと指を滑り込ませた。
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