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第2章 甘いおしおき

指で捏ねて、引っ張り、尖端を指先で小刻みに撫でられる。

「た、高志せっ…ぱ、い……」

「ここも、触ってもらった？」

きゅっと眉を寄せて固く目をつむって、何度も首を振った。
それでも高志先輩は止めてくれない。

｢俺のこと…俺達のこと、嫌いになった？もうお願いなんて聞きたくない？あいつのほうが、いい？｣

「…は、ぁあ……ぅんっ」

どんどん激しくなっていく刺激に思考が朦朧としてきて、体中が痛いくらいに熱くて息ができない。
高志先輩が答えを聞きたがっているのは理解しているけれど、肝心の質問が聞き取れなくて、何も考えられなくて、膝から落ちてしまわないように先輩にしがみつく以外どうすれば良いのか分からない。

「真帆、答えて？」
「ぁあ…っ」

耳にちゅっとキスをして低く囁く声に、体の芯が大きく震える。中心の入口を掻き混ぜる指をきゅうっと軽く締めあげた直後、全身から力が抜けた。