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ご褒美のあとは
第2章 甘いおしおき
充輝先輩も豊先輩も怒ってる?
先輩たちを傷つけてしまったの?

そんなつもりじゃなかったって言っても、許してもらえないのかな。
だから、もう会えないの?


「だから、“ミサキ君”と浮気した?」

怒りのこもった冷たい声と言葉にびっくりして、目を見開いた。

「うわ…き……?」

なんで、先輩たちを怒らせたことと浮気が繋がるの?

…って、御崎くんは友達でそういうのじゃないし……それを言うなら高志先輩とも……

ううん、やっぱりそういう関係なのかな?
だって……


どんどんエッチになっていった双六。
たくさん乱れてしまったことと、その時の想いを思い出して、かっと燃えるように全身が熱くなった。
恥ずかしくて顔を逸らし、ぎゅっと目を閉じる。

けれど、それも一瞬だけ。

「初めてだったからって、手加減しなきゃ良かったな。そしたら、浮気する余裕なんか与えずにすんだのに」

吐き捨てるように言われて、体がすぅっと冷たくなっていった。
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