この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ご褒美のあとは
第2章 甘いおしおき
「…俺が、怖い?」
震える声で高志先輩が呟く。
怖かったけれど、今でもまだ少し怖いけれど、頷くなんてできない。
答えれないでいると、スカートの埃を払い落していた手も離れていってしまった。
「…俺のお願い、忘れてくれて…いいよ」
わ、すれる…?
……どうして?
まだ少し霞みがかっていた思考が、一瞬にして晴れていく。
…大切にするって
私のこと、好きすぎて苦しいって……言ってたよね?
されている間、怖かったけれど、同じくらい嬉しかった。
無理矢理されて嬉しいなんて自分でも呆れてしまうけれど、想いが伝わってきて、高志先輩でいっぱいになって満たされて、幸せだった。
それに最後は、すごく、その、気持ち良くて、また…乱れてしまった。
そういうの、高志先輩も呆れてしまったのかな。
だから、お願いをなかったことにしたいの?
もう……、傍にいたくない?
―――大学辞めないとな……
豊先輩の言葉がまた甦ってきて、動悸が激しくなった。
震える声で高志先輩が呟く。
怖かったけれど、今でもまだ少し怖いけれど、頷くなんてできない。
答えれないでいると、スカートの埃を払い落していた手も離れていってしまった。
「…俺のお願い、忘れてくれて…いいよ」
わ、すれる…?
……どうして?
まだ少し霞みがかっていた思考が、一瞬にして晴れていく。
…大切にするって
私のこと、好きすぎて苦しいって……言ってたよね?
されている間、怖かったけれど、同じくらい嬉しかった。
無理矢理されて嬉しいなんて自分でも呆れてしまうけれど、想いが伝わってきて、高志先輩でいっぱいになって満たされて、幸せだった。
それに最後は、すごく、その、気持ち良くて、また…乱れてしまった。
そういうの、高志先輩も呆れてしまったのかな。
だから、お願いをなかったことにしたいの?
もう……、傍にいたくない?
―――大学辞めないとな……
豊先輩の言葉がまた甦ってきて、動悸が激しくなった。