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ご褒美のあとは
第2章 甘いおしおき
「は…ずかし、かっ…た……んです。いっぱいされて、さっ…きみたいなこともされて、体も洗ってもらって、…だから、どんな顔したら良いのか分からなくて、」

傷つけてしまったことが情けなくて、涙に声が滲んでいく。

「先輩たちはいつもと変わらないのに、私だけぐちゃぐちゃで、先輩たちのことばっかり考えて、いろいろ思い出しちゃって、なんかおかしくなっちゃって……」

なんて言えば良いのか分からなくて、どうしたら傷つけたことを許してもらえるんだろうって、どうしたら良いんだろうって、そんなことばっかり考えて……

自分が何を言っているのか気づていなかった。

「…嫌いになっただろ?」

今にも泣き出しそうな苦しげな声に、必死になって首を横に振る。
また同じ罠にかかってるって気づきもせずに。

「なりません。先輩たちが一番好きって言ったの、嘘じゃないです」

「じゃあ、傍にいてくれる?」

「はい」

「練習も見に来てくれる?」

「はい」

「その格好で」
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