この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ご褒美のあとは
第3章 カードゲーム
あまりにも意地悪く笑うから、偶然を装ってわざとらしく何かされるんじゃないかって警戒せずにはいられなかった。

充輝先輩はそんな私を気にすることなく真顔になって、サラシ巻きに集中し始める。
巻き終わったら、今度はスケスケの産着みたいなのを着て、その後で浴衣の袖を通す。

ただ着せてくれているだけ。
エッチなことをするつもりはないみたい。

……疑って、ちょっと申し訳なかったかも。


気を取り直して、私も着付けに専念することにした。

それなのに充輝先輩の手が浴衣の上を蠢くたびに、体がどんどんと熱くなっていく。
たちこめる濃厚な汗の匂いが全身を刺激して、艶やかな息遣いに胸が締めつけられる。

もうどうしたらいいのか分からない。

「…着付け、できるんですね」

気を紛らわしたくて尋ねたら、充輝先輩は少し困ったように微笑んだ。

「母さんが華道と茶道を教えてるんだ。その関係で……ね」

そう言って、口ごもってしまった。
/160ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ