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セレナーデ
第1章 1 和奏(わかな)
(もう二十歳なんだなあ)
和夫は娘の成長に心から感動していた。
妻の小夜子は和奏が三歳の時に亡くなった。
小夜子を忘れることができず、再婚の話を何度か断りながら一人で和奏を育てた。
この土地には親戚もおらず頼ることはできなかったが、幸い直樹と緋紗のサポートがあり何とかやってこれた。
そしてその二人の息子の優樹も和奏にとって大事な家族の一員であり、彼女の情緒が育つのにいい影響を及ぼしたんだと思っている。

(小夜子。和奏は思った以上にいい娘になったよ)
小夜子がいない日々は色褪せてセピア色になりそうだったが、忘れ形見の和奏がまた和夫に色彩を呼び戻した。
そして再び人生を創造する喜びを与えてくれたのだと感謝している。
いつか再び小夜子のもとに行ったならこのペンションで過ごした日々と娘の素晴らしさを話してやろうと心に決めているのだった。
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