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イキ狂う敏腕社長秘書
第1章 【悪魔の囁き】
「あ、送るわよ?」
「結構です」
「またね、美雨」
ベットの上からヒラヒラと手を振る明里さんに頭を下げホテルを後にした。
一体何なの…!?
人をバカにしすぎ…!
社長に色目を使えってどうかしてる。
自分の旦那さんだよ!?
いくら夫婦仲が上手くいってなかったとしても越えちゃいけない一線だよ。
最後に笑ってたのもムカつく。
ていうか、そんな人にイかされまくってた自分が一番ムカつく………
“他人ではダメ、勿論自分でも引き出せない……私以外こうして派手にイケなくなったの”
明里さんの言葉が脳裏に焼き付いている。
本当に、初めての快感だった。
思い出しただけでアソコがジンジンと熱くなる。
ポルチオ開発ってそんなに凄いことなの…?
私の身体……どうなっちゃったんだろう。
何だか怖い……疼いている自分が嫌。
あんな快楽………与えて欲しくはなかった。
知らないままで良かったのに。
この震えの止め方を教わっていないまま飛び出してきた。
謎の多い明里さんと最初の夜。
私は拘束された状態でポルチオ開発されました。
そのうち自分の立場がわかってくる…と言われたセリフ。
身に沁みてわかる日が来るのが怖いです。
誰か………この震えを止めて欲しい。
どんどん淫らになっていく自分が情けなくて……恥ずかしくて……人には見せれないと思っていた。
明里さんとの出逢いがこんなに人生を左右するなんてこの時は思ってもみなかった。