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イキ狂う敏腕社長秘書
第4章 【甘い蜜と策略】







その日の夜、永田課長とはまた食事してホテルへ行った。
帰らせてもらえなくて仕方なくセックスしたけどしっかり喘いでいる私。
最後は淫らに騎乗位で絶頂しているなんて……またやってしまった。




付き合ってる……と思わせぶりな態度。
社内で秘密にしていれば意外とバレない。
でも箍を外してもダメだ。
その駆け引きが最近は楽しめるようになってきたかも。




別れた後の帰り際。




突然の電話。




2コール目で出てしまうのはもはや職業病だ。




「はい、真田です」




__もう就業時間じゃないだろ、普通に出ろよ




「え、嫌です……社長本人じゃないかも知れないじゃないですか」




__ハハハ、とーっても警戒心の強い秘書さんなんですねぇ




こんな時間に掛けてくるのはきっと………




ほら、もう待ってる。
マンション前に停まる白のレクサス。
今着いたところだろうか。
明かりのつかない私の部屋を見上げ電話をかけてきたってとこかな。
ちょうど見えてる。




「こんな時間にどうしました?会いたくなりましたか?」




__何処に居る?帰ってないだろ




「えぇ、だから急に来られても困ります…」




__俺の為に時間割いてよ……今から美雨の時間買い占めるから




「アハハ……それ、めっちゃ社長っぽいセリフですね」




__なぁ、美雨……早く会いたいよ……何処に居るの?




ずっと上見上げてて愛おしい背中。




「外で名前呼んじゃって大丈夫ですか?本当危機感ない…」




__来てくれるまで呼ぶぞ?美雨、美雨、美ー雨、俺の美雨…っ




ポケットに入れたままの腕を掴んで、ここに居るよ…って知らしめる。
大きな手が伸びてきて髪を撫でたらそのまま抱き寄せられる。
外だから決して気を抜く訳にはいかないのに。




「美雨……ありがとう、やっと会えた」




甘い声で誘惑する。
伝わってくる体温がもう愛おしい。
来客用駐車場に駐めに行く後ろ姿。
当たり前のように腰に手を当てて歩き出す。




まだ一言もOKを出していないのに、一緒にマンションの中に進んでいく。
いつからか暗黙の了解になっているけど私……許したつもりじゃない。
部屋の階を押すのも社長。











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