この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
イキ狂う敏腕社長秘書
第5章 【妖艶にして耽溺】





チラッとVIP席に目を向けてくれた。
ビートを刻みつつニカッと楽しそうな笑顔。
音楽が好きなんだなって伝わってくる。
あんな華奢な細い手から何通りもの音が生まれてて耳が心地良い。




「腕上げたわね」と明里さんにも言わせてる。




綺麗だよ………マコさん。
このキラキラした世界にあなたは必要な人。
きっと私には想像もつかない壮絶なドラマが裏にはあるんだろうけど。




今はただ、この現実を目に焼き付けたい。




此処に来るために、皆生まれてきたんだよね。
長い人生のこの一瞬を共有出来た事が何より嬉しい。
マコさんに出逢わせてくれて明里さんにも感謝だよ。




「え、なに、もう泣いてるの?美雨」




「え、あ、本当だ……感動しちゃって」




慌てて頬を拭う。




「マコに惚れた?ダメよ、美雨は私のなんだから」




「惚れますよ、あんなキラキラしてたら」




「じゃ、見せつけようか」




「え、何をですか…っんん…っ」




顔を向けた途端唇を奪われた。
VIP席で逃げれないよう顔ごと包まれ舌で犯される。
抵抗したいのに出来ないほどのテク。
まるで猛毒だ……動けなくなる。




離れる頃には力なく。
容赦なく吸われて唇を舐められる。
トロン…としてしまう私は骨抜きだ。




「他の男に浮気は良いけど、マコはダメ………あんた本気になるでしょ」




返す言葉が見つからなかった。
マコさんは、純粋に好き。
あんな綺麗で私より女性で完璧な容姿。
キスもセックスも上手くて……ちゃんと男の人で。




でもそれが恋愛なのかって聞かれたら……まだはっきりイエスとは言えない自分も居る。
あれほど淫らにセックスしておいて何言ってるのって言われそうだけど。
逃げでも照れ隠しでもなくて、正直わからないのが本音。




単純に憧れならば腑に落ちる部分もある。
けどそれは紙一重なんだって今はっきりわかった。
明里さんにそう言われて、憧れの好きから本気に発展するのだって時間の問題かも知れない。




ダメだって釘刺されたら本能的に求めちゃうよ。




もっと…って脳が覚醒する。




爆音が鳴る中、耳元で明里さんが囁く。




「私の言いつけ守れないなら奥の部屋行こっか……犯してあげるよ」











/349ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ