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イキ狂う敏腕社長秘書
第7章 【妬み、汗、涙】
手の自由を奪われ愛撫されていく。
縛られている手首にまでブラウスの袖は下ろされた。
上半身はほぼ裸体を晒している。
顔が横から前に来て乳首を転がされる。
舌先の動きが厭らしくて声…我慢出来ない。
「あ………ダメ……やめて」
「身体はそうは言ってないぞ」
「だって騙したから…!私……社長に嫉妬して欲しくてこんな真似を」
「思惑通り狂いそうなほど嫉妬したよ、相手の男も潰そうとまで考えたほどだ」
「男の人じゃないです……信じてください」
「本当に信じて良いんだな?」
「ごめんなさい……試すようなことして」
「俺以外はダメだ、わかったな?」
「もうしません……」
「だったらお仕置き受けれるな?」
「え………でも」
「そんな顔……絶対に俺以外見せるな」
戸惑っていたら前に来て向かい合った。
「他の誰にも許すな、俺だけの美雨で居ろ」
そのセリフを待っていました。
独占欲に溢れたその言葉が私を覚醒させる。
「嫌です……社長を手に入れるのは無理なので諦めます……だからもう、解放して」
泣きながら訴えた。
不倫にピリオドを打ちましょう。
そう伝えたつもりなのにあなたはまだ往生際が悪く私を支配しようとする。
そんなにリスクを背負いたいですか?
「諦めるな…!頼む、どんな形でも傍に居てくれ」
正面から抱き締められて縛ってあるネクタイを解いてくれた。
手が自由になるも抱き返すなんて出来ない。
こんなのズルいよ。
私の幸せ……考えてくれてないじゃん。
自分が支配したいだけ。
自らホックを着けブラウスもボタンを閉めていく。
その手を止める社長は逃げ切れないキスで押さえつけてきた。
想像通りの貪欲で諦めの悪い人。
「離れたくないのは俺だけか?美雨はもう俺なんか好きじゃない?嫌いか?」
意地悪な質問………そうだと言い切れない。
だからもうこれ以上一緒には居られません………
別の秘書をお捜しくださいって……そう伝えればいいのに声が出ない。
「はっきり言えよ、お前なんかもう嫌いだって目を見て言ってくれ」