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イキ狂う敏腕社長秘書
第7章 【妬み、汗、涙】





笑うと子供っぽくて可愛い。
好き………そう気付かされる。
あれだけマコさんに熱を上げておきながら平気で抱かれてしまう。
呑み込まれる。
抗えなくなる。




お手洗いで一ノ瀬さんに急遽残業になったと断りのメールを送った。
万が一社長と同じところを見られても会食だと言えばいい。
専属の秘書とはそういう仕事だ。




急遽取ったホテルとは思えないほどのスイートルーム。
今まで何人連れて来たんだろうってちょっと不安も覚えるほど。
大きな窓から見える夜景に見惚れていると後ろからそっとハグしてくる慣れた手つき。




「何考えてる?」




「え……?」




「俺以外考えるな」




「社長以外なんて考えてません」




「社長じゃないだろ」




首筋にまたキスマーク。
思わず振り向いた。
すっぽり腕の中に収まる私を優しい目で見つめてくれる。




「忠之さんも他の人考えないで」




「美雨だけだよ」




甘い声にクラクラする。
心地良い体温が私に安らぎを与えてくれるから油断してしまうよ。
首に手を回してお強請りしちゃう。




甘い夜を………それに反した激しいセックスを。




「ウソつき」




そう囁いて私からキスをした。
ベットに押し倒すほどの激しいキスで社長の上に乗る。




絶倫……?
最近思うようになったの。
女の私でも絶倫ってあるんだなって。
あなたのよく知る人に調教されてるからね。
何回絶頂しても、失神しようとも激しいセックス出来るようになっちゃった。




満足させてあげれるよ。
あなたも、永田課長も、一ノ瀬さんだって。
マコさんはまだイかせる前にイかされちゃうけど。




少し前まで社長室で混じり合ったばかりなのに、此処でももう獣のように身体を重ねてる。




明里さん………これで良いんですよね?
旦那さんを寝取ってます。




“そのうちあの人から言ってくるわよ”




その忠告が現実のものとなりました。




「美雨……撮って良い?」




「え……?」




携帯を向けられ咄嗟に顔を隠す。
まだ撮ってないよって言われたけど。




「奥さんに見られたらどうするんですか」




「見ないよ、見せない」











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