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イキ狂う敏腕社長秘書
第7章 【妬み、汗、涙】





明里さんの肩にしがみついちゃって思わず声が出てしまうが、動画の喘ぎ声に消されてしまう。




「思い出して濡れてるの?」




簡単にショーツの横から指で挿入される。
お腹に力を入れながら誤魔化す為に首を振った。
怖くて顔見れないのに覗き込んでくる。




「じゃ、今私にこうされてることで濡れてるの?どっち?」




親指でクリトリスを弄られ服の上からその手を止めた。
恐る恐る目を合わせる。




「何で止めるの?こうされるの嫌いじゃないよね?」




怖い………この先に進むのが。
手を退けてと言われても拒むしかない。
あの人ならいいの?って違うと首を振っても信じてもらえないよね。




「じゃ、何なの?」




言葉の語尾が強くなる。
まだ終わらない動画から絶頂してる私の声が聞こえてる。
ヤダ…………今更後悔しても遅いのに。
消えてしまいたい。




私は……なんて事をしてしまったんだろう。




「美雨、答えられないの?」




「………だって怒ってる」




「え?」




「ごめんなさい……」




泣いて侘びたって何も変わらない。
むしろ怒りを買うだけなのに最後は泣き落としだなんてって思われちゃう。




そっと手は退けられた。
動画を止めたのも明里さんだ。
画面が下になるよう置き換えてもくれた。
ため息さえ綺麗に思えちゃう。




「違うの美雨……私が怒ってるのは自分によ」




「え……?」




「自分で撒いた種だけど、こんなに醜く嫉妬しちゃうなんて思わなかった」




やっぱり明里さん、社長のことまだ想ってるんだ。
嗚呼………なんて酷い事を。




「あの人……あんな風に美雨を抱くのね」




どうしよう………肩に触れてる明里さんの手が優しい。




「この身体もこの唇も……私が先に見つけた原石だったのに」




「え……?」




「想像していた抱き方と違った……困るのよ、範疇を越えられると」




仰ってる意味がよくわからない。
理解力の乏しさに落胆する。




「あんなイかせ方していいのは私だけ」




「あの……」




「嫉妬しているのよ、あの人に」




「え………」




「美雨の喘ぐ姿見て本気で嫉妬するなんて私もまだまだね…」











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