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イキ狂う敏腕社長秘書
第9章 【孤独の先にあるもの】
必死に抑えた声………ちゃんと届いたよ。
勢いよく口内でしぶきを上げる精液。
凄い量………飲み干さないと口から溢れるほど。
喉を鳴らして綺麗にお掃除する。
この味も匂いも全部愛おしい。
やっぱり好きだ………この人のこと。
ごちそうさまでした。
「では、戻りますね」
「え、いや、あのっ…!」
慌てて止めようとするからキスで牽制。
「この先はまだおあずけです」
ニッコリ微笑むと何も言い返せなくなってる。
何もかも許した訳じゃないよってまだ通用しそう。
他の蜜も味わなきゃ。
まだ暫くは私の手の内で溺れててください。
社内でたくさん関係持っちゃうと出くわす事もしばしば。
社長と一緒に居れば得意のポーカーフェイスで乗り切れるけど、1人で居た場合は相手が見境なく迫って来る。
ねぇ、変な噂立てられたら面倒だって説明したよね?
お互いルールはきちんと守る大人であるべきじゃない?
それを守れないなら続ける事は困難になってくる。
誰も居ない会議室へ連れ込まれた。
「痛い…っ」
「ごめん」と謝りつつ抱き締めてくる。
「ねぇ、本当に時間ないの」
「この頃ずっとじゃん……俺、寂しいよ」
確かに最近相手に出来てない。
新しい蜜に夢中になってた。
立て続けに湊くんが来てたから断ってたんだった。
抱えてた資料やらパソコンをテーブルの上に置く。
「それは……ごめんなさい」
ネクタイを引き胸元に頭を寄せた。
「だからこうしてくっつく時間くらい欲しいよ」
「今抱えてる仕事、月末には片付くの」
「そっか、頑張ってるもんな」
「だから、落ち着いたらどこか行こうか………泊まりで」
「えっ?本当に?」
「うん、一泊なら週末連休だし大丈夫だと思う」
「やった!俺が計画立てて良い?」
「え、立ててくれるの?嬉しい」
「美雨と旅行なんてめっちゃテンション上がる」
「初めてだね、仕事頑張って片付けるから待っててね」