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イキ狂う敏腕社長秘書
第2章 【緊縛の底知れぬ快感】
甘い声して覗き込まないで。
無碍にできないの知っててからかってくる。
「今日行っていい?」
「今日は先約がありますのですみません」
「ふーん、誰?」
絡めてくる指が離してくれようとしない。
「友人です」
「男?」
「……全部報告しなければなりませんか?私にプライベートはないのでしょうか?」
ネクタイを少しだけ緩める手つき。
「美雨も俺を好きだと言ってくれたのに…?あれは愛の告白ではなかったんだ?」
すぐには言い返せない。
だから何ですか?好きです、何も手がつかないほどに。
でも何もかも筒抜けになるのは違う。
目の前で尻尾振ってれば良いってこと?
「それは……2番目の女だからやむを得ないということでしょうか?」
「いや、そういうわけじゃ…」
「私にだってプライドはあります、男の人と会ってようが社長には絶対教えません…!」
ヤバい……言っちゃった。
目を丸くして驚いている社長を残し、場の空気に耐えれず立ち去ろうとする私を壁に追いやり簡単に唇を奪う。
ガード緩過ぎなのが悪いんだ。
社長だから強く出れない部分を上手く利用されている。
押し退けても絡む舌が麻痺させる。
まだやらなきゃいけない仕事が山積みなのに力が入らない。
「美雨のこと何でも知りたいって思うのはダメなの?悪いけど俺、独占欲強い方だから」
「会社での私しか見せません……」
「へぇ、じゃ、今の美雨…独占させてよ」
「仕事中ですよ?」
「その困ってる顔好きだよ……壊したくなる。俺にしか見せるなよ?」
心配しなくても誰も見せる相手居ないってば。
「離して…ください、仕事に戻ります」
「じゃ、1分だけ待って」
「え…?」
そう言いながらブラウスのボタンを上から外していく。
鎖骨まで出されて社長の唇が這った。
「ちょっ……社長、何を…!?」
チクッとつけられた紅い跡。
鎖骨の少し下あたり。
顔色ひとつ変えずボタンを留めていく社長の視線に踊らされている。
「ごめんな、他の男が触れるなんて耐えれないから……小さい男でごめん」