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イキ狂う敏腕社長秘書
第12章 【愛の循環】
扉が開いても離してくれなかった。
閉まらないよう手を掛けていたのに気付いて慌てて降りる。
誰も乗ってこなくて良かった。
見られてないよね?
再び鍵を開けるのは社長で、自分の家なのに変な感じ。
鍵を置いておく場所やスリッパが何処に直してあるのかとか言わなくてもわかるこの関係。
ネクタイを緩めながら
「悪いが止められそうにないぞ、触られてないか全部チェックするから」とゾクゾクする瞳で言われたら手を伸ばしてしまう。
「触られてたら…?」
ふらつく私をそのままお姫さま抱っこで寝室へと向かう。
「何するかわからない……そいつに」
ドサッとベットに降ろされボタンを外してくる。
「俺の印いっぱいあったろ?」
「ん………興奮した」
「どんな風に?」
「ずっと……社長のこの唇が触れてる気がして……濡れちゃいました」
「こんな感じか?」
開けた肌に這う唇。
触れたところだけ熱くなる。
ブラを捲り乳首を舌で愛撫されたら思わず声が漏れてしまう。
「あぁ……ん…」
「可愛い声だな……敏感だ、誰にも触られてない証拠だ」
「声でわかるの…?凄い……調教されてるみたいで嬉しい」
「もっと増やすからな?俺の印」
それは……困るな。
独占欲強いとこうなるよね。
そうさせたのは私なんだけど。
今のですら消えるのに1週間は余裕でかかりそうなのに。
「優しくして……」
「出来ない」
「あぁ……っ」
手マンが始まって濡れてる事に叱られる。
「他の男にこうされたんじゃないよな?」
気持ち良過ぎて……答えられない。
喘いでばかりいたらクンニも始まった。
クリトリスとGスポットの同時攻めに呆気なくイかされた。
「なぁ、イクの早くないか?途中までされたろ?正直に言えよ」
「ハァハァハァ……んんっ……」
首を振っても今夜は信じてもらえないみたい。
わざとお仕置きのきっかけを作っているんだと思う。
だから私もそれに乗っかって曖昧な答えばかり与えるのだ。