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イキ狂う敏腕社長秘書
第2章 【緊縛の底知れぬ快感】
同じソファーに腰掛けて脚を組むマコさんはジッとこっちを見てる。
いや、見定めている!?
夫の会社の秘書だと紹介してたはずだけど、もしかして明里さんを取られるとか思って嫉妬されてるんじゃ…?
「明里さんから何も聞いてないのね?今日のこと」
「は、はい……本当の姿を見せてあげる、としか聞いてないです。ていうかこのお店って…」
聞いてる途中で店内が真っ暗になりビックリした。
音楽が鳴り出しステージに何色ものライトが当たり、結構なお客さんが入っていることに気が付いた。
淡い紫系のステージへと早変わりし、際どいボンテージを身に纏った女性と下着姿の女性が2人出て来て歓声を浴びている。
思わず見入っている私のすぐ隣に腰を降ろしてきたマコさん。
ふと見上げるとカクテルを口に含みそのまま私の口へと押し当ててきた。
薄暗くて一瞬何が起きたのかわからない。
脳が追いつかない。
待って……カクテルが喉を潤した後、マコさんの舌が口内を優しく犯してきてクラクラする。
明里さん以外でまた女性とキスをしてしまった。
抵抗すら出来ずに少ししか入っていないアルコールに喉が熱くなる感覚。
「可愛いね、美雨」
肩に回った手は優しく髪を撫でる。
美しいマコさんの顔が間近にあって
「これ脱いじゃおうか」とジャケットを簡単に剥ぎ取られた。
別の女性が来てそれをきちんとハンガーに掛けてくれる。
またすぐ2人きり。
「始まるよ、見てて」
そう言われ前のステージを見つめた。
さっきまでの歓声は鳴り止み、シーンと静まり返っている。
ボンテージを着た女性がこちらに背を向けた時に息を呑んだ。
際どいボンテージの裏側はTバック仕様で背中もガラ空き。
セクシーな海外で見るようなSMの女王みたいだ。
短い鞭も持っている。
下着姿の女性は目隠しをされ、お客が居る目の前で全裸にされるのだ。
誰もが見入っていて声も出さない。
卑猥さも醜さもない、そこはとても綺麗な異世界で縄で縛られていくしなやかな裸体に皆が見惚れている。
華麗な緊縛姿に胸の高鳴りが収まらない。