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イキ狂う敏腕社長秘書
第2章 【緊縛の底知れぬ快感】
「あぁ……イク……イっちゃいます…っ」
痙攣する身体に笑みをこぼすマコさん。
「明里さんの言ってた通りだわ……美雨のマンコ汁は絶品だって」
肩で息をしながら恥ずかしくて顔を背けた。
「さぁ、本ステージの始まりよ」
え……?
今のはつなぎだったの!?
あのクオリティーで!?
本ステージって一体何が行われるの!?
照明の色が赤に変わり徐々に落ちていく。
次に照明が点いたときは暖色系のオレンジがかったステージに。
誰もがハッと息を呑んだに違いない。
ヒール音を鳴らして現れた女王様。
さっきの人とは違う。
すぐにわかった。
出で立ちだけでわかるオーラ。
緩いウェーブのかかった毛先を揺らし、長い手脚にキュッとくびれた身体。
フロントは紐だけで縫われているボンテージコルセット。
美脚を引き立たせている黒のデザインストッキング。
際どいVライン。
肘までのレザーセクシーグローブ手袋。
先端までレザーで出来ているスパンキング用の鞭。
素顔を隠す為、仮面舞踏会のようなアイマスクをしている。
女王様だ…と皆が興奮しだして憧れの眼差しを向けているのは全員女性。
「ここはレズビアン専用のSMバーよ」
男性は決して入店出来ないシステムで中には見た目が男性っぽい人も居るが戸籍上は女性なのだ。
完全にレズビアンな人も居れば両方いける人も。
お客同士で気が合えば盛り上がってその場でディープなキスをしている。
そこら中のソファーで上に乗りながらキスしてたり複数でキスし合う者も居た。
「あの女王様って………」
勝手に口が動いたが言われなくても正直わかっていた。
明里さんだ。
マスクをしていてもあの美貌は隠せてない。
真の姿ってこれ……?
誰も知らないもうひとつの顔。
それは、SMの女王だったなんて。
しかもレズビアン専用の。
お客は誰一人として明里さんの素性を知らない。
此処では本物の女王様なのだから。
ステージでは女王様が誰か1人お客から選んで上げるらしい。
たくさんの挙手の中からじっくり見定めてステージに上げた。