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イキ狂う敏腕社長秘書
第2章 【緊縛の底知れぬ快感】
「お疲れさま、美雨……無理させちゃったみたいね」
なかなか乱れた呼吸も戻らない。
でもマコさんとセックス出来たことも明里さんに抱き締められている今もとても幸せに思う。
縄が解かれて自由になった身体を見て、少しだけ跡が残った腕や脚に悦びを感じてる。
「美雨……」
呼ばれて顔を上げたら明里さんと唇が重なる。
「こんな可愛い子、手放せないわね」とマコさんに話してる。
そのマコさんも私を顎クイして唇を奪うのだ。
「こんな欲情させられるとは……さすが明里さんの目に適った子ね」
ちょっと何を言ってるのかすぐに理解出来ない。
とにかく2人に囲まれて嬉しい気持ちでいっぱい。
「美雨、この名器を使ってあの人を誘惑し続けるのよ?その度に私からご褒美あげるからね…?」
身体ごと明里さんに向けた。
セリフとは真逆の優しい眼差し。
急に線引きされた気がしてシュンとしてしまう。
「社長のことは……ごめんなさい」
「謝る必要はないの、これからも関係を持ち続けて欲しいだけよ」
「どうしてですか…?普通なら許されないことなのに」
「私が私で居られる為よ」
「え…?」
「お互い干渉しない夫婦だけど万が一でもバレたくないのよ、私がここで働けなくなったらどうなると思う?」
「そんなのダメですっ……絶対ダメ」
「でしょ?だからあなたはオトリ……あの人が何も気付かないように仕向けて?不倫が手っ取り早いでしょ?他の女じゃ嫌なの、美雨にしか預けたくない」
え…………オトリ……?
明里さんは本当にそれで良いんですか?
愛情など欠片もないのでしょうか。
「離婚も面倒臭いし、第一あの人の会社の株の数パーセントはうちのものだしね」
ポカン…と口が開いてしまうくらい頭が追いついて来ないです。
「私がご褒美をあげてあなたをもっと極上の女にしてあげる……抱かれても良いけど惚れ込んだらダメよ?飽きられてはダメ……近いようで遠い存在で居るの」
そんな………
戸惑う私を見抜いてマコさんが手を握ってくる。