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イキ狂う敏腕社長秘書
第3章 【覚醒する心と身体】
そっと手を取り寝室へ向かう。
電気はつけない。
ドアを締めたら私から攻めてみる。
6畳ほどだから家具とベットを置いたらかなり狭めの寝るだけの部屋。
何歩でベットなのかも充分把握してるから入ってすぐ社長を押し倒した。
「意外と大胆だね、美雨は」
上に跨ったまま無言でネクタイを外す。
ジャケットもシャツのボタンも外したら唇を重ね乳首を勃たせる。
素股も同時にしてたら固くなってきた。
自ら上体を起こし脱ぎ始める。
首から乳首まで舌を這わせ自分も上だけ脱いだ。
再びキスするともう社長の手はホックを外してる。
「あまり時間ないんですよね…?」
全て脱がされる前に確かめる。
やり終わったらすぐ帰っちゃうのかな。
ヤリ目みたいでそれは嫌だな。
でも社長には帰るべき場所がある。
わかってて始まった関係だけど、たまに無性に虚しくなる。
「さっき待ってる間、接待で遅くなるって連絡してあるよ」
いつもの手口なのだろうか。
そんな嘘……明里さんには通用しないのに。
秒でバレてますよ…?
メッセージ見た途端、笑い転げているかも。
すぐそこまで送ってくれたのも明里さんだし、ここに来てたこともマコさんから聞いているはず。
思った通りに動く駒でゲームを楽しんでいるんだろうな。
「不安か…?」
少し考え事をしていた私の顔を覗き込む。
全部知った上で始めたんだ。
私は、今目の前に居る社長に抱かれればいい。
それを明里さんも望んでいる。
“子種だけは作んないで”
それさえ守ればこの人の心を奪うことが出来る。
「不安です……社長がここに居ることも夢のような気がして」
肩に置いていた手を取られ指先にキスされる。
そのまま見据える瞳にまんまと奪われていくのだ。
涙なんて……いつから簡単に出せるようになったんだろう。
時々自分が怖くなるよ。
何かに憑依されたみたいで。
「本当に私で良いんですか…?社長なら他にもたくさん良い人が居るじゃないですか」
「美雨しか無理だ」
「仕事は言われた以上に頑張ります……でもこれ以上心に踏み込まれたら私……」
見つめ合う視線が熱くて痺れる。
真剣な瞳……逸らせない。