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夏の終わりに
第12章 告白 ①
そっと手のひらで胸を撫でられて、千里は息を飲み込んだ。
気づいた浩人がキスを止めて、窺うように見つめてくる。
その瞳に怯えが滲み出ているように思えて、千里は浩人の首に腕を絡め、キスをせがむように背伸びをした。
「……っ、」
浩人が喉を鳴らして、かぶりつくように唇を塞ぐ。激しく舌を絡ませ、吸い上げられて、千里は息苦しくなって喘いだ。
二人の間に挟まれた浩人の手が、胸の形が変わるほど激しく揉みしだく。先端を摘ままれると、電流が駆け抜けるような衝撃に体が震えた。
ヒロ兄ちゃん……
本殿を囲う板塀に体を押しつけられて、首筋を強く吸われ、浩人の激情に身を委ねるながら、
千里は、まだ何も伝えていないことを思い出していた。
打ち上がる花火の振動が、二人の鼓動に重なる。
目尻を濡らした涙が、頬を伝い落ちていった。
気づいた浩人がキスを止めて、窺うように見つめてくる。
その瞳に怯えが滲み出ているように思えて、千里は浩人の首に腕を絡め、キスをせがむように背伸びをした。
「……っ、」
浩人が喉を鳴らして、かぶりつくように唇を塞ぐ。激しく舌を絡ませ、吸い上げられて、千里は息苦しくなって喘いだ。
二人の間に挟まれた浩人の手が、胸の形が変わるほど激しく揉みしだく。先端を摘ままれると、電流が駆け抜けるような衝撃に体が震えた。
ヒロ兄ちゃん……
本殿を囲う板塀に体を押しつけられて、首筋を強く吸われ、浩人の激情に身を委ねるながら、
千里は、まだ何も伝えていないことを思い出していた。
打ち上がる花火の振動が、二人の鼓動に重なる。
目尻を濡らした涙が、頬を伝い落ちていった。