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夏の終わりに
第22章 繋がる想い ②
嬉しくて、嬉しくて、千里は声を抑えて泣きじゃくっていた。
その姿に浩人が複雑な思いを抱いていることに気づくこともなく。
「…泣かせてばっかだな」
情けなく呟きながらも、浩人は入れたままの先端を引き抜こうとはしない。低く呻いて、慰めるようにそっと千里に覆いかぶさってくる。
応えるように、千里は浩人の首に腕を絡めた。
「ちぃ…」
優しい声に耳をくすぐられて、千里は小さく鼻を鳴らす。
「あ、……か…った」
紡いだ声はひどく掠れて、言葉になっていなかった。それでも浩人には通じたのか、小さく頷いてくれる。
「…俺も、」
ゆっくりと膣内を押し広げながら、浩人が押し進んでくる。
「…ぅんっ…あぃ…た、かった」
息苦しさに喘ぎながら、千里はもう一度同じ言葉を繰り返した。
頭を撫でる浩人の指が、髪の先を軽く握る。そこへそっと口づけした唇が頬へ移動して、流れる涙を舌で受け止めた。
その姿に浩人が複雑な思いを抱いていることに気づくこともなく。
「…泣かせてばっかだな」
情けなく呟きながらも、浩人は入れたままの先端を引き抜こうとはしない。低く呻いて、慰めるようにそっと千里に覆いかぶさってくる。
応えるように、千里は浩人の首に腕を絡めた。
「ちぃ…」
優しい声に耳をくすぐられて、千里は小さく鼻を鳴らす。
「あ、……か…った」
紡いだ声はひどく掠れて、言葉になっていなかった。それでも浩人には通じたのか、小さく頷いてくれる。
「…俺も、」
ゆっくりと膣内を押し広げながら、浩人が押し進んでくる。
「…ぅんっ…あぃ…た、かった」
息苦しさに喘ぎながら、千里はもう一度同じ言葉を繰り返した。
頭を撫でる浩人の指が、髪の先を軽く握る。そこへそっと口づけした唇が頬へ移動して、流れる涙を舌で受け止めた。