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パーキングラブ
第4章 不幸中の幸い?
レイラは警察に事情聴取をされていた。俺は車載カメラの迫力映像を渡し、それ見た警官がレイラの連絡先だけを聞いて聴取は終わった。トラックが移動され、通行可能になったのは夕方だった。

「お腹空きましたね」
「せっかくだから、お蕎麦食べていきましょうよ」
「そうですね」

中央道を降りてから、最初の蕎麦屋に入った。俺はかなり腹を空かしていたので、蕎麦とカツ丼を頼んだ。レイラは鴨南蛮の蕎麦を頼み蒸篭を追加していた。食べながら本日のエキサイティングなドライブの反省会を大笑いしながら行った。その時レイラに修理工場からメールが入って、部品次第だが、2週間で直ると知らせが合った。

「良かったですね」

俺も自分のことの様に喜んだ。

「うん、本当だったら乾杯したいところよね」

レイラも嬉しそうに言った。

「大道寺君は明日なんか予定あるの?」
「特にないですけど」
「じゃ乾杯しましょう!今夜は泊まりよ」

レイラはニコニコ顔でそう言うと、携帯で近くの手頃なホテルを予約した。
おいおいまじか?今社内では一番人気(多分…)のレイラ部長と酒飲んでお泊まり…これは不幸中の幸い過ぎるだろう。
予約したホテルに行き、そこのバーで乾杯した。話しはエキサイティングなドライブの話AGAIN 。飲み足らず話し足らず、部屋で飲み直し、話の続きとなった。ウイスキーの水割りで乾杯した。

「大道寺君、わが社でこんな噂聞いた事ある?私が近いうちに社長になるって話」
「ええ聞いた事ありますよ。本当なんですか?」

俺は酒の力も借り、思い切って聞いて見た。
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