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想い想われ歪なカタチ
第8章 8
今日の私の服装は、肩のラインまで少し
見えそうな、大きく開いた襟口の白いブラウス。
その首の襟口にも、腕の襟口にももちろん、ふんだんにレースのフリル加工がされていて、
ブラウスの布地には花の刺繍が施されている。

スカートの生地は柔らかく深みのある紺色で、
ウエストのくびれの部分からアンダーバストの下まで
身体のラインをぴったり覆ったキュッと引き締まるハイウエストの仕様。

その中央には、運動靴のように、ウエストの調節を兼ねて
飾り的な赤いリボンでの編み上げがある。
ハイウエストの上部に、同じ布地の紺色の帯は、胸の両脇をとおって、首の後ろで結んで
バックスタイルでリボンになるデザイン。

ウエストより下のスカートは、ふんだんに布地を使った、少し短めの膝上丈。
高い縫製技術で生地を何段階も縫いこんだ白いペチコートの効果で見事に
ふわっと広がるシルエットになったスカートの、裾には白いレースがぐるりと縫い付けてある。

白いブラウスに包まれた胸の中央にはアクセントの赤いリボン。
頭には、白と紺色を絶妙に組み合わせたフリルのカチューシャ。
脚にはホワイトのオーバーニーソックスにはこちらも同じく、
太ももの部分にはレース中通しの赤いリボン付。

これは断じて私の趣味じゃない。
朝、枕元にあった服がこれで、他に着る服は私には無いので
仕方なく袖を通しただけ。
このメイド服を用意したのも、他に着る洋服を奪って私に選択肢を無くしたのも
今、目の前で悪魔的に微笑んでいる流牙以外の何者でもない。
その流牙は今、仕事から帰ってきたばかりなのだろう。
上着こそは脱いでいたが、黒に近い灰色のスーツにネクタイを締めたままだった。

私は何とか身体を起き上がらせようと身を捩った。

「ひゃっ・」

膝を立てたことで、軽い布地の短いスカートは、同じく軽い布地の白いペチコートと一緒に
いとも簡単にふわりと捲くれあがった。
私の足元側に悠然と立って見下ろす流牙に、白いレースのパンツが丸見えだったのは言うまでもない。
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