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第10章 １０

私の裂け目が、流牙のを何度も飲み込む様子を
流牙の視線が集まるのを痛いほど感じて
私はさらに舞い上がってしまう。

「見られて感じるなんて、エロいなぁ、伊吹」

「やっ・・あああっ　ちが・・はふ・・ふぁ・」

「だってほら、いやらしいぞ？さっきより。
　伊吹の腰の動き」

「あっ　やあ　見ないでっ・・・・ひゃんっ」

流牙の言葉が、私の消えかけの羞恥心を締め上げる。
流牙の手にまた力が込められ、私の腰をがっちりと押さえ込む。
欲情的な動きを封じられて、私はまた　快感を与えられないおあずけを食らって
気が狂いそうな焦れったさに身を震わす。

「ひゃっ　やっ・やめさせないでぇっ････　」

スカートを上へ捲ったまま、いやいやするように首を左右に振り、
すがるような眼で私は流牙を見た。
流牙の手は、根元まで私を押さえつけて微塵の動きも許さない。

「素直じゃないな、伊吹」

「・・・～～～っ･････　　見てぇ・・・・・っっ」

肌という肌が燃えるように熱くなる。
頭から煙さえでそうだ。身の焼け付く羞恥心。
それを擂り消したくて、私は自分の気持ちよいところを目掛けて腰をくねらせた。

「・・あっ・・あぅ・あああっ・・・みてぇっ・・　そこ・・　ああん・・ひゃああ・・」