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想い想われ歪なカタチ
第3章 3
ふわ と、
何か柔らかく、ほんのり湿ったものが私の首筋に触れた。
流牙が私をソファーに押し倒したまま、首筋に口付けてきたのだった。
生暖かい息が掛かって、同じく温かい体温を持った唇が触れると、
無闇にぞくぞくとして鳥肌が立った。
「何すんのよっ!!」
私は叫ぶ。
今、何? 何された?キスじゃない?今のって・・・
強がって叫んだものの、とても怖い。
過去に、一度だって思ったこと無かったけど、今は目の前の流牙が怖い。
整った顔が、全く別人に見えるのは、いつも掛けている眼鏡を外しているからだけじゃない。
穏やかで知的な表情は影もなく、冷徹で刺を含んだ瞳の光は 直接私に降り注がれる。
不意の キス に この、体勢・・・。
流牙は重く私のうえに圧し掛かってる・・・。
どーしよ 流牙ってやっぱ男だったんだ・・・!!
「今まで散々いいように使ってくれたよなぁ?
こんどはおまえが俺に尽くす番だぜ。オジョーサマ」
見慣れた顔が、見慣れない凶悪な表情を閃かせて笑う。
私の中で何かがガラガラと音を立てて崩れた。
無表情という仮面を脱ぎ去った、流牙という男の本性を、今 知ったからだ。
「ちょっと流牙?? まさか・・・あんた まさか まさか・・・」
「そのまさかですよ、お嬢様・っと、また。
いや、怖いな口癖というものは。
そのまさかなんだよ、伊吹。
いつか・・・・こうやって押し倒して遣りたいと思っていたけれど、
それが叶うとはね」
にやりと流牙が笑った。
何てことなの!! 私の処女、大ピンチ!!
何か柔らかく、ほんのり湿ったものが私の首筋に触れた。
流牙が私をソファーに押し倒したまま、首筋に口付けてきたのだった。
生暖かい息が掛かって、同じく温かい体温を持った唇が触れると、
無闇にぞくぞくとして鳥肌が立った。
「何すんのよっ!!」
私は叫ぶ。
今、何? 何された?キスじゃない?今のって・・・
強がって叫んだものの、とても怖い。
過去に、一度だって思ったこと無かったけど、今は目の前の流牙が怖い。
整った顔が、全く別人に見えるのは、いつも掛けている眼鏡を外しているからだけじゃない。
穏やかで知的な表情は影もなく、冷徹で刺を含んだ瞳の光は 直接私に降り注がれる。
不意の キス に この、体勢・・・。
流牙は重く私のうえに圧し掛かってる・・・。
どーしよ 流牙ってやっぱ男だったんだ・・・!!
「今まで散々いいように使ってくれたよなぁ?
こんどはおまえが俺に尽くす番だぜ。オジョーサマ」
見慣れた顔が、見慣れない凶悪な表情を閃かせて笑う。
私の中で何かがガラガラと音を立てて崩れた。
無表情という仮面を脱ぎ去った、流牙という男の本性を、今 知ったからだ。
「ちょっと流牙?? まさか・・・あんた まさか まさか・・・」
「そのまさかですよ、お嬢様・っと、また。
いや、怖いな口癖というものは。
そのまさかなんだよ、伊吹。
いつか・・・・こうやって押し倒して遣りたいと思っていたけれど、
それが叶うとはね」
にやりと流牙が笑った。
何てことなの!! 私の処女、大ピンチ!!