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想い想われ歪なカタチ
第3章 3
ぐずず と熱い塊が無理矢理入ってきた。
私の場所はこれ以上に無く押し分けられて、広がってるのにまだ足りない。
敏感なその場所から、生じる痛みもまた大きかった。


「まだ先端しか入れてないだろ?」


「やぁ! ダメ!! お願い! 許して!
 なんでも呼ぶからっ 許して流牙っ・ア・」


私は必死になって、流牙の背中を上着越しに引っ掻いた。


「ほぉ。じゃあ俺のことを呼んでみろよ。ちゃんとな」


「りゅう・・じゃ・・なくて・・・ふあっ・やっ 入れないで嫌・!!
 ・・ごっ・・・ごっ・・」


「ご?」


「ごしゅ・・じん 」


「ご主人・・・何だって?」


・・・なんてムカつくヤツなの


「やっぱ言えないっっ・・・・

 ・・・ッッ!!!!」



・・・私が・・・裂けた。

ズン って何か手放された錘が落ちた場所にのめり込むように、
流牙の全部が私に打ち込まれた。

メリ って、音さえ した。
声が、引き攣って出なかった。

がくがくと戦慄く私に、覆い被さった流牙は静かに声をかけた。


「残念だったな。
 おまえの処女は、俺みたいな元『使用人ごとき』に奪われてしまったわけだ」


凶悪。
涙も出ないよ。
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