この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
想い想われ歪なカタチ
第4章 4
 とにかく、流牙は
そんな私の様子を知ってか知らずか、次々に用事を言いつけるし。
挙句の果てには人をわざわざ呼び出しておいて、流牙ってば澄ました顔でこう言ったのよ。

「窓を開けろ」

ですって!!  ふざけすぎてる!
「窓ぐらい自分で開けなさいよっッ!!」
叫びそーになったけど、またお尻叩かれるのが嫌で、私は無言で窓につかつか歩み寄ると、
派手に音を立ててバンと開けた。

 でも、
窓から吹き込んでくる風に吹かれて、ちょっとだけ思い出した。
私もよくカーテン開け閉めするってだけで、流牙を呼び出してたわ・・・

・・・これってひょっとして仕返しなのかしら? 
絶対そうだわ。

私を呼び出すたびに、流牙は意地悪そーに、にやにやしながら
私が呆れるようなことばっかりを言いつけるの。

私はもう、叩かれるの嫌だから反抗心を何とかして閉じ込めて、
無口になっては言われたことをテキトーにこなしてる。
下手に何か言うより、黙ってたほうがまだマシなんだもの―――あ・・・、だから流牙もずっと無口だったのかな

・・・ はっ! そんなの考えすぎ考えすぎ!!

頭を振り払っていると、「珈琲を入れてこい」と流牙が言った。
/151ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ