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想い想われ歪なカタチ
第4章 4
しっかし、私の堪忍袋の緒ってやつは、
顕微鏡じゃなきゃ見れないほど 細くて短い。
何度も淹れなおして三度目の、今日でトータルすると十二杯目の珈琲を
流牙が一口飲んで、発した言葉。
「マズイ。こんなの飲めるかよ。すぐに淹れ直せ。
珈琲ひとつ満足に淹れることができないのか?役立たずめ」
これに私の神経はぶち切れた。
テーブルをバンと叩くと、ガッチャンとカップが高い悲鳴を立てたのも構わずに
私は有らん限りの声を振り絞って怒鳴った。
「あーんーたーねーーぇぇぇぇ!!!!
いい加減にしなさいよッ!! このバカ流牙ッッ!!
どこがマズイってゆーのよ!! この私が淹れてやったのよっ!?
感謝して有難く飲みなさいよ!! 偉そうにするにも限度があるわよっ!!!
私の淹れる珈琲がそんなに不味いなら、他のメイドに入れてもらえばいいじゃない!
そのくらいも思いつかないの? あんたの頭こそ 役に立ってないわよっバーカバーカ」
あー
言った 言った 言ってやった。
ふー すっきり――― の筈なんだけど・・・
顕微鏡じゃなきゃ見れないほど 細くて短い。
何度も淹れなおして三度目の、今日でトータルすると十二杯目の珈琲を
流牙が一口飲んで、発した言葉。
「マズイ。こんなの飲めるかよ。すぐに淹れ直せ。
珈琲ひとつ満足に淹れることができないのか?役立たずめ」
これに私の神経はぶち切れた。
テーブルをバンと叩くと、ガッチャンとカップが高い悲鳴を立てたのも構わずに
私は有らん限りの声を振り絞って怒鳴った。
「あーんーたーねーーぇぇぇぇ!!!!
いい加減にしなさいよッ!! このバカ流牙ッッ!!
どこがマズイってゆーのよ!! この私が淹れてやったのよっ!?
感謝して有難く飲みなさいよ!! 偉そうにするにも限度があるわよっ!!!
私の淹れる珈琲がそんなに不味いなら、他のメイドに入れてもらえばいいじゃない!
そのくらいも思いつかないの? あんたの頭こそ 役に立ってないわよっバーカバーカ」
あー
言った 言った 言ってやった。
ふー すっきり――― の筈なんだけど・・・