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想い想われ歪なカタチ
第4章 4
「流牙のエッチ! 流牙のヘンタイ!!
 また変なことをする気ッ!?」


叫んだはずの声は流牙の唇に塞がれた。
大きな手のひらが、私の太腿の内側から這い上がって、下着のうえから私に触れた。


「ちょっと待って! 待ってってば!」


出そうとした声は、流牙のぬめった唇の下に 抑えこめられたまま。
昨日のあんなの、もう嫌だ。
だって、こういうことする時の流牙って、
ますます得体が知れなくて 怖いんだもの。
何を考えてるのか 何でこういうことするのか 何もわからなくなって――うわっ

 指が

私を擦って中に入ってきた
なんでそんなところ、他のどの部分触られたときより、頭がどんどん熱を持っちゃうんだろう?
  ・・・時折、ぬるっと抜かれて、
硬くしこってビリビリする芯を、ぴんぴんと中指で指先で弾くように小刻みに刺激している。


「ふっ・あふっ ・・・あっ ああっ・・・・」


溜めてた声を、一気に吐いた。
行き成りほどこされた洗脳的な刺激に、ベッドの上でもがいて逃れようとするのに
流牙はがっしりと押さえ込んだまま、上へのけぞった私の首筋に吸い付いてる。
舌で舐めあげて、また唇を重ねられる。
胸の膨らみに触れてくる。
下から持ち上げるように揉み解してくる。
甘い痛みに似た感覚が、私の脳を反芻しては侵食する。
あちこち触れられてくすぐったい。
流牙の右手の指先が丹念に這う私の裂け目は、
襞の内側から何かが染み出して、じゅくじゅくと疼きだしてるのが自分でもわかる。
伸ばした脚を折り曲げたら、同時にいっぱいに開かされてしまった。


「あっ ・・・ふ・・あっ あっっくっ」


絶え間なく 流牙の指は器用に動いて、思わず声が出てしまう。
割れ目の上のほうの、こりこりした部分をシツコク指で撫でまわしてる。
暴れだしてしまいたくなるほど気持ちいい。

振り乱した髪がほつれて、白いフリルの髪飾りは解けた。
胸の赤いリボンも解けてる。
きっと私の こんがらがった頭の線も 完全に解けちゃったに違いない。
一直線に、流牙の指から私の恥ずかしい場所へ 植え付けられる刺激がそのまま脳に入ってって、
蕩ける感覚にすっかり麻痺したように、とにかく甘い刺激だけを求めちゃってる。
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