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想い想われ歪なカタチ
第4章 4
流牙は、私の中の物体をぶるぶると掻き回したと思うと、今度は外側の 快楽に膨らんだしこりをじりじりと震わせた。
だから私は、次はどっちのスイッチを入れられるか予想がつかないし、
ひょっとしたら両方かも知れないと、そればっかりが気になって居ても立ってもいられない。

そもそもこんな下着、身に着けてるってだけで、私の容量はいっぱいいっぱいになってるのに、
こっ・・・こんな人前でぇっ!! 
わぁぁー!! もう、恥ずかしくって頭が破裂しそうだよ!! 

しかも私が、客に料理の皿を差し出すタイミングを見計らって、
入れっぱなしにしたスイッチを ようやく切ってくれたかと思うと、不意を狙って突然ONにする。
私は危うく皿の上のものを全部、客の膝の上にデコレーションするところだった。

真っ赤になって、額に汗をかきながら、
ようやく最後である流牙のところへ料理を運ぶ。
ほんとは皿ごと顔めがけて投げつけてやりたいいい~~~!! 

精一杯睨み付けて私が、料理を差し出したときに 流牙の声が耳元で聞こえた。


「そんな気持ち良さそうな顔をしないで、もう少し真面目な顔を作らないと。 お客様に失礼だぜ?」


「だってアンタが・ひぁっ・・・」


反論は悲鳴にかき消えた。
流牙は親指ひとつで、手のひらのなかのリモコンの、つまみを強へと傾けたのだった。
一瞬でそこに膨大な熱が迸る。
息を飲み込んで出口の無い蒸気を吐く。
私が口を噤んで黙りこむと、流牙はくっくと笑ってスイッチをOFFにした。
酷い刺激から開放されて、私はほっと溜息をつく。

すでに私のあそこは、どろどろに潤って、あふれた蜜が下着の隙間から垂れてきそう。
すべてが私の意思に反してる。
なんてことだろう・・・ 私のすべてはコイツの手のひらの中に握られてるんだわ。
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