パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第4章 転落危険

　興奮するよりは前戯の良いお手本を見ている気分だ。左手は乳房を揉み乳首を弄っている。大きな垂れ気味の乳房を下から支える様にして持ち上げるとそれは正月の突きたての餅の様に伸び乳首が唇に届く。差し出された舌が期待に勃起した乳首を捉え絡み付く。これに比べたらチンポをしごくだけで得られる男の快楽のなんと単純な事か。なにしろ芳子には未だクリトリスという急所が残っているのだ。オナニーを見る限りでは芳子は膣派のようだ。決して嫌いではないだろうがクリトリスは未開発なのかもしれない。ここは一つ試してみるか。自家発電に耽る肩を押して仰向けに倒すと芳子はオナニーの手を止める。
　「続けろ。」
　頭を跨がれチンポと尻の穴を見上げながら命じられたままにオナニーを再開する芳子の上で俺は四つん這いになりオマンコを弄る手の邪魔をしないように首に角度を付けて舌をクリトリスに伸ばす。ベロリと一舐めしただけで全身が震える。うん。きちんと感じるじゃないか。使わないのは勿体無い。新たに加わった快感に留まらず更に感じようと貪欲に手淫に熱が入る。
　「アァ～ン！翔琉凄い！」
　快楽に思考が止まってるのだろう。呼称が旦那様から呼び慣れた翔琉に戻っている。まあ、そこは追々調教していこう。
　クリ責めに没頭していたら不意にチンポが柔らかい物に包まれ優しくしごかれる。
　「アァ、チンポ。翔琉のチンポ！おっきいチンポ！」
　溜め息混じりの声と共に亀頭が熱い包みに覆われる。フェラチオされている。目の前でユラユラ揺れるチンポを見せ付けられて我慢出来なくなったのだろう。生意気なやつだ。手を下に伸ばして乳房を探り当てその頂点の勃起を摘まみグリグリと転がす。乳首から全身を襲う痛みを伴う快感に狂いながらもチンポを離そうとしない。歯を立てるなんて無作法をしないのは流石だ。熱い口蓋と絡み付く舌、そして亀頭を食道まで招き入れようとするバキューム。別れた亭主に教え込まれた技を駆使しての奉仕に悔しいが屈しかけ慌てて腰を引きチンポを抜く。
　「やだ！チンポ！芳子のチンポ返して！」
　誰のチンポだって？馬鹿な台詞のお陰で冷静さを取り戻す。
　「なんだ？オマンコ挿入て欲しくないのか？」
　あわや射精されられそうになって避難したことなど噯にも出さず白々しく言い放つ。
　「欲しい！翔琉のチンポ挿入て！」
　完全に自分の立場を忘れてしまったようだ。