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第4章 転落危険

　スレイブの巣は特殊性癖を持つ者の聖域だ。一般のラブホテルと違い客の年齢人数は不問だ。極端な話90の婆さんが幼稚園女児を連れ込んでウッフンアッハンすることすら出きるのだ。もっとも誘拐とかの犯罪が行われればどうやって調べるのか裏から手が回るらしい。それは893でも政治家でも分け隔てなく公平に行われるので一般的な（？）特殊性癖者には高く支持されている。
　部屋に入ると三人は興味深そうに室内を見渡している。ここに来るまでに水玉ちゃんも発情させておいたので三人は虐めっこ子でも虐められっ子でもなく俺の前に等しいメス犬だ。三人揃って磔台や三角木馬をキャッキャ言いながら触っている。まったく令和の子というのは物怖じしないというか好奇心旺盛というか。こらこら、そのアイアンメイデンはただの飾りだから触らないの！まったく、遊園地に来た幼稚園児か？
　このままでは時間がどれだけあっても足りない。俺はベッドに腰掛けると手を叩いて三人を呼ぶ。転がるように駆け寄ってくる三人を足元に正座させる。ブレザーの制服姿の高校生が並んで命令を待っている。マニア心を擽るシチュエーションだ。
　「裸になれ。」
　労りも優しさもない冷徹な命令にビクビクしながらも三人は立ち上がった。左胸に大きなエンブレムが入ったジャケットを無造作に脱ぎ捨てる金髪に水玉ちゃんが壁に有ったハンガーを持ってくる。黒髪はさっさと自分でハンガーを手に入れて着替えを進める。大雑把な金髪にマイペースな黒髪、気遣いの水玉といったところか？三人は男が居るのを忘れた様にスルスルと脱いでいく。体育の更衣室ってこんな感じなんだろうな。変な感想を持ちながら眺めていると三人は下着姿になった。小柄で頑張ればランドセル背負っても違和感がなさそうな水玉ちゃんは白のスポーツブラに水玉パンツ、金髪は大きな胸と豊かな尻を揃いの薄ピンクの大人しめのデザインの上下で包んでいる。最後の黒髪は水色でレースを多用したセクシー系の下着だがスレンダーな身体に控え目のお胸には少し早すぎるかな？というのが素直な感想だ。三者三様の下着姿は眼福だが命令は果たされてない。
　「聞こえなかったか？ハ・ダ・カ・ニ・ナ・レ！」
　少し苛立ちを込めた声に三人は慌てて全裸になる。
　両手で胸と股間を隠す金髪と水玉と違い黒髪は直立不動、気をつけをして乳房も恥丘も晒す。良く出来た娘にはご褒美だ。