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誘蛾灯
第5章 語るな危険
 素直に釦を押すと写真のランプが消えたのを興味深そうにみている夢華の尻を撫でてやると顔を真っ赤にしながらも逃げたりせずに下をみてモジモジするだけだ。面白い。相手が俺でなければ手を払い悲鳴を上げるシチュエーションだ。別にロリコンの気はないはずだが何も知らない真っ白な紙を俺のどす黒く濁り淀んだ欲望で汚していくというのは何とも言えない高揚感がある。
 エレベーターで7階に向かう間ずっと夢華の硬い尻の感触を楽しんでいると幼くても女は女だ。鼻から甘い息を漏らしながら腰に腕を回して抱きついてくる。
 「夢華ちゃんは何年生?」
 「六年生。」
 おっと、まだランドセルか。今まで食べた女の中で最年少だな。
 「夢華ちゃんは可愛いからもてるでしょ?ボーイフレンドは居るの?」
 「居ないよ。」
 「嘘だぁ。毎日デートしてこうやってお尻触らせるんでしょ?」
 「嘘じゃないよ!夢華のお尻触ったのオジサンが初めてだよ。」
 誤解を解こうと言わなくていい事まで口走ってしまう。やはり子供は扱いやすい。
 「そうか。夢華ちゃんの可愛いお尻一番最初に触れて嬉しいよ。」
 撫で回す動きから尻臀を揉む動きに変移すると夢華は「アァ~ン」と女の声を上げる。
 「どうした?気持ち悪いのか?」
 問われて下を見ながら首を横に振るがそれは見なかった事にする。
 「気持ち悪いならやめようか?」
 「やだ!」
 反射的に叫んでしまったようだが一度認めてしまったら努力して否定する気力もなくなったようだ。
 「オジサンにお尻触られると背中がゾクゾクってしてお股がキュンってなるの。」
 「キュンってなる場所何ていうか知ってる?」
 「・・・ちつ?」
 どうやら保健体育か性教育か知らないが簡単な知識はありそうだ。
 「膣。そうだね。学校のテストなら百点だけど大人の世界じゃ零点の答えだね。」
 「零点?」
 「そう。零点。正解はお母さんに聞いてごらん。」
 言われて夢華はその存在を思い出したようにお姫様抱っこされて運ばれてる母親を見上げる。
 「お母さん。」
 この一言になんと答えるべきなのか判っているくせに母親の口は重い。
 「答えられないなら棄てて行こうか?」
 この脅しが利いたのか母親は首に回した腕に力を込めて身体を、胸を押し当ててくる。急に身動ぎされてバランスを取るために夢華の尻から手を離してカーゴの壁に手を着く。
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