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誘蛾灯
第2章 混ぜるな危険
 実験の結果、俺には異性を発情させる能力があるようだ。発動条件は素手で女性の素肌にに5秒以上触れる事。少なくても芳子姉ちゃんはこれで発情した。詳しい事はもっと多くの女性で実験しないと判らない。特に気になるのが持続時間だ。芳子姉ちゃんの時はヘッドロックから中出しまでの間かなり長い時間身体を触りまっくっていたが身体が離れて十分もせずに素に戻ってた。実験で手を握った時は発情の傾向が見れた瞬間手を離したら瞬きする間に元に戻った。つまり持続時間はかなり短いらしいという事になる。発動までの5秒、持続時間の時間の短さ。時間的な制限があるがしたい盛りのお猿さんにとっては美味しい能力だ。何とかして5秒触る事が出来ればアイドルだろうが教会のシスターだろうがやれるのだ。
 さあ、楽しくなってきたぞ。
 
 夏休みも後10日程になった。最終日まで終わらない宿題に頭を抱えていた例年と違い今年は全ての宿題が終わっている。勿論勉学に目覚めたわけではなく、能力の実験をする時間の確保の為に頑張ったのだ。これで門限の19時までは自由に過ごせる。朝食をかっ込むとTシャツにジャージ、スニーカーとラフな格好で通勤ラッシュで混みあう電車に乗り込む。
 押しくら饅頭押されて泣くな。就職したら毎朝こんな思いをするのかと内心溜め息をつきながらチラリと横に立つ女性に目をやる。ホームで目を付けておいた実験対象だ。
 肩甲骨付近まである黒髪に少しポワンとし小動物的な可愛さのある20代中半の女性だ。半袖のブラウスから伸びる細い手に偶然を装い手の甲で触れる。これが、太股や尻、胸だったら一発で「痴漢!」と叫ばれ言い逃れ出来ないだろうがこれならまだなんとかなる筈だ。頭の中でゆっくりとカウントする。5つ数えても反応がない。手の甲では効果がないのだろうか?危険を承知で掌で触ってみるか?逡巡していると触れているお姉さんがなにやらモゾモゾしだす。え?もしかして痴漢にでもあってる?周りを見渡すがお姉さんの側に居る男は俺だけだ。これは?とお姉さんを見ると荒くなってる息をこらえながら俺をチラ見している顔には大きく「発情してます」と書いてある。よし、手の甲でも能力は発揮出来る。時間がかかったのは手の甲だったから俺のカウントが早かったからか。これは後で検証するとして今は楽しまなけりゃ。
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