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誘蛾灯
第2章 混ぜるな危険
 「勿論本物ですよ。でね、調書取るのに協力して欲しんだけど。」
 まずいな。出来れば関わりあいたくない。
 「さっきのお姉さん見逃してあげて。って言ったら釈放してくれる?」
 「え?」
 俺の質問に怪訝そうな顔をする梅崎咲子巡査長に小声で囁く。
 「正直な話し面倒はごめんなんですよ。俺は何もされなかったって事にしますからなんとかなりませんか?」
 「無理ね。現行犯逮捕だし痴漢は非親告罪なのよ。」
 チッ!この石頭が!こうなったらお前も同罪にしてやる。
 「そこを何とかお願いしますよ。」
 頭を下げながら膝に揃えられた咲子の両手を掌で包む。傍目には何かしら頼み込んでいるようにしか見えないだろう。が5秒を過ぎて咲子の様子が変わってくる。自分でも何故か判らない股間から全身を走る性欲に戸惑っている。中学生に手を握られた位でと考えているかもしれない。俺は上下から咲子の手を包み優しく擦る。その動きはスカート越しに太股に伝わる。太股を愛撫されて咲子は腰をモジモジさせる。早くも感じているようだ。手の位置を徐々にずらして股間に当てると咲子は熱い吐息を漏らす。
 「どうしたの?梅崎さん。」
 「な、なんでもないわ。」
 意地悪な質問に掠れた声で返してくるがもはや車内での凛々しさはない。
 「顔色悪いですよ。お尻モジモジさせて。あ、判った。オシッコしたいんでしょ?」
 予想外の台詞に咲子は弱々しく首を横に振る。
 「俺も小便したいんですよ。トイレに連れてって下さいよ。」
 手を取って引っ張ると咲子は抵抗せずに立ち上がる。今、この駅舎は改装工事中で作業員用の仮設トイレは改札の外にある。俺は咲子の手を引きながら改札を出て奥まった所に設えられた男性用の仮設トイレの個室に押し込む。蓋をした洋式便器の上に座る咲子の目の前でズボンとトランクスをずり下ろす。現れた元気に勃起したチンポに咲子の目は釘付けになる。
 「アァ~ン。凄い。」
 感嘆の声が零れ手が自然と添えられる。
 「あのお姉さんに触られてビンビンに勃ったんだ。俺が出したい物判るよな?」
 「ザーメン出したいのね?」
 うっとりと答える顔に亀頭を近付けると愛おしそうに頬擦りする。
 「誰かさんがが邪魔しなければ射精出来たのにこの様だ。どうしてくれる?」
 「ごめんなさい。お詫びに咲子にザーメンいっぱい出して下さい。」
 
 
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