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誘蛾灯
第2章 混ぜるな危険
 口を押さえられて苦しかったのだろう。思わぬ攻撃に手が緩む。 
 「ハァ~ン。スゴイ!」
 口が自由になり咲子が矯声をあげる。しまった!と思った時には遅かった。ドアがノックされる。
 「こんな所でお楽しみかい?」
 揶揄する声を無視していたがノックは止まらないどころかドアノブを引っ張り出す。だんだん腹が立ってきた。
 咲子の両手を首に回させると繋がったまま立ち上がる。まるでユーカリの木に抱き付くコアラだ。アンアン鳴き声を上げる咲子をそのままに解錠する。突然抵抗がなくなりドアを引っ張った勢いのまま無様にスッ転んだ小肥りの中年を見下ろす形になる。
 「人の楽しみ邪魔するな、糞豚!」
 怒りに任せて男の股間をニ、三度蹴り上げるとギュベっと妙な声を上げて白目を剥いて気を失った。小便した後でよかった。下手したら床中アンモニアの海になるところだった。なんにせよもうここでは楽しめない。河岸を変えよう。手早く下着とズボンを履いて咲子の手を引きながらトイレを後にする。その時咲子が男の頭を蹴飛ばしたのは見なかった事にする。
 駅を離れホテルを探して歩いている内に回りの視線が気になりだす。そりゃあ二十代の女性と中坊が手を繋いで歩いているんだ。多少は注目もされるだろうが男女で視線の熱量の差がありすぎる。男の熱い視線は咲子の胸に集中している。
 成る程。トイレを一刻も早く出たくて着替えを急かした結果ブラウスのボタンは段違いでその下はノーブラという破廉恥な格好になっている。しかもブラウスの生地で擦れて感じているのか硬く勃起した乳首がくっきりと浮かび上がっている。
 「咲子の厭らしい乳首皆に見られてるぞ。」
 耳許で囁くが咲子は熱い吐息をつくだけで隠そうとしない。見られる事を楽しんでいるようだ。そんなに見られるのが好きならご期待通りにしてやる。歩きながらスカートのお尻にあるファスナーを下ろすと手を差し込む。咲子自身が破ったパンストの穴からパンティの中に手を進めると生尻を揉む。
 天を仰いで甘い鼻声を漏らす咲子に男達が揃って生唾を飲む。これは何とも言えない優越感だ。金が有ろうが地位が有ろうがお前らにはこんな事は出来ないだろう。お預けを食らった犬の様に涎を垂らさんばかりにこちらを見る男達を無視して歩みを進める。すると何人かがノロノロとついてくる。もう少しからかってやるか。少し先に公園を見つけた。
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