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誘蛾灯
第2章 混ぜるな危険
 どうやら命令がないと動けないようだ。仕方のないやつだ。
 「初巳、こい!」
 飼い犬にするように短い命令を下すと初巳はベッドから飛び降り四つん這いで駆け寄ってくる。
 咲子とフェラチオ交代させるか。と思っていたが初巳は俺の背後に回り膝立ちになって尻臀の狭間に鼻面を突っ込んできた。両手で尻臀を開き肛門に舌を這わせる。予想外の攻撃にゾクリと快感が背筋を駆け昇り脳ミソを揺らす。尻穴を舐められるのは初めての体験だ。これでは奴隷二人に奉仕されてるのか責め立てられてるのか判らない。
 浴室に着くと咲子は湯船にお湯を張りながらシャワーで俺の身体を流す。すでに能力の効果は切れてるはずだが甲斐甲斐しい態度に変わりはない。完全に奴隷として堕ちたようだ。咲子が俺の身体を濡らしている間に初巳は両手で泡立てたボディーソープを胸に塗りそれを背中に押し当てる。柔らかい乳房の感触が上下左右背中を動きまわる。それをみて咲子はシャワーヘッドを湯船に放り込むと遅まきながらとボディーソープを手に取りこちらは陰毛で泡立てる。俺の手首を取ると伸ばした腕を跨ぎ太股を締め、泡立った陰毛を擦りつける。後で調べると束子洗いという技らしい。
 タイプの違う二人の美女に全裸で奉仕されて王様気分だ。
 浴室で咲子と初巳に一発づつ中出ししてから改めて身を浄めてベッドに移動する。
 ベッドの縁に腰かける俺の足元に土下座して控える二人の奴隷。
 「お前達、本当に俺の奴隷になりたいんだな?」
 念を押すと咲子が足の甲にキスしてくる。それを見て慌てて初巳も反対の足に唇をつける。咲子に負けるのが嫌なのだろう。舌を出して甲を舐める。
 「お座り!」
 犬に対する命令に先に反応したのは初巳だった。忠犬よろしくお座りをして見上げてくる。頭を撫でてやると嬉しそうに鼻を鳴らす。出遅れた咲子は無視する。
 「お手!」
 差し出した掌に二つの拳が同時に乗る。命令に従えば誉めてもらえ、出遅れたら無視される。当然逆らえば罰が待っている。お座りの件でそれを悟って二人とも命令を聞き逃すまいと必死だ。
 お代わり、お回り、伏せ、チンチンと飛び交う命令に即座についてくる。
 「マンマン!」
 二人の表情が固まる。知らない命令にお互いに顔を見合わせて困惑を深める。悪いな。俺が即興で考えたポーズだ。判らなくて当然なのだ。
 
 
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